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平成18年2月10日

坂崎重雄名誉市民推挙式挨拶


 
本日、多治見商工会議所名誉会頭・坂崎重雄氏の多治見市・名誉市民・推挙式が挙行されるに当たり、多治見市議会を代表して、ご挨拶を申し上げます。

 初めに、誠にご多用にもかかわらず、かくも多くの方々のご来賓のご臨席を賜わりましたことを、厚く御礼申し上げます。

 私ども市議会は、昨年の12月議会で坂ア重雄氏を名誉市民に選定することについて全員一致、万雷の拍手をもって同意いたしました。この結果、故・加藤卓男氏以来、待ち望んでいた多治見市10人目の名誉市民が誕生いたしました。合併後の新しい多治見市として、ここに名誉市民推挙式を開催できたことは、誠に喜びに耐えません。

 さて坂崎氏の多方面に亘る偉大な功績は、改めて申すまでもありませんが、その一端をご紹介申し上げます。まず坂崎氏は、企業人として会社を創業し、一代で会社をトップメーカーにまで作り上げられました。

また、地場産業の業界人として、市内5つの陶磁器商業協同組合の合併を成し遂げ、組合員数350社からなる全国一の組合を実現すると共に、日本陶磁器商業組合連合会を設立し、初代理事長に就任されました。

次に、経済人として、商工会議所の役員・議員を47年の永きに亘って勤められ、中でも昭和63年から平成16年までの17年間は、第6代会頭として文字通り経済界の指導的立場で、多治見市に貢献されました。

商工会議所における坂崎氏の業績は、美濃焼卸センター協同組合の設立、国際陶磁器フェスティバルの開催とセラミック・パーク美濃の建設、産業文化センターの建設、東海環状自動車道の建設促進、首都機能移転の促進、中国ギコウ市やアメリカ・テラホート市などの国際交流の促進、平成の大合併の推進など、その業績は枚挙にいとまがありません。

さらに、教育や福祉に関する業績も見逃すことができません。多治見市青年会議所を設立して初代理事長に就任すると共に、私財を提供されて前畑保育園を設立、多治見市教育委員会・委員長や、岐阜県公安委員会・委員にも就任されました。
このように、幼児保育や学校教育、そして青年の指導、さらには安心・安全の社会を作るためにも多大な貢献をされました。

さて皆さん、このように坂崎重雄氏の成し遂げて来られた功績は、常に先見の明と見識による献身的な活動の中から生まれたのであります。多治見市の地場産業や経済界の発展、さらには地域社会の福祉の向上に多大な貢献を果たして来られたエネルギーは、私たち市民の模範となるところであり、心から敬服するばかりであります。

どうか、名誉市民となられました後も、益々ご活躍されますことをお祈り申し上げつつ、私ども多治見市の行政にも、より一層のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げ、私のご挨拶といたします。


本日は誠におめでとうございます。

 

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