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こんな街をつくりたい! 一緒につくりませんか?
多治見市30年後の将来像(1)  市民本位の街
 中道育夫 2001年8月18日作成
将来像のため
の目標

市民本位で、第3の道を目指す
アメリカでも旧ソ連でもない、環境と共生するヨーロッパ型社会を目指す
社会の構成員(市民)を対等な権限者とする、ルール決定型の社会を目指す
全ての市民に健康で文化的な生活を保障し、下層社会を作らない。自由競争を保障し、かつ努力した者が報われるような社会を構築する。競争は全ての市民に機会均等とするが、社会連帯感を壊すような格差を認めない。また、男女、地位・財産の相続、教育、情報などの社会的格差を是正する
経済政策
@2〜3%の経済成長を目指し、雇用を創出する
A所得を上げ、貧困などの生活苦からの解放を目指す
B地場の陶磁器産業の総括を行い活性化を目指す
C新規の産業を興す。特にIT産業や研究学園都市に伴う派生産業を振興する
D規制緩和と競争を促進し、グローバルスタンダードの確立を目指す
Eシンクタンクとなる大学を創設する (例:シリコンバレーとスタンフォード大学の関係)
社会資本政策
@市民の生命と財産を守るための社会資本を構築する
A京都議定書に基づく環境共生都市を目指す
B便利な市街地と自然豊かな郊外を構築し、快適で美しい街を造る。
C安全で効率的な交通網を構築し、市内の交通渋滞を早急に解消する
D地籍調査を行って狭隘道路と密集住宅街をなくし、誘導居住水準を確保する
E商業を集積して中心市街地の活性化を図り、税収増を目指す
F土地の有効利用と規制は、人口密度分布を根拠に多数決による市民合意を目指す
G30年のスパンで街づくりを行う(レッチワ―ス100年、湯布院30年の街づくりに学ぶ)
福祉政策
@自助・共助・公助で社会的弱者を支援し、セーフティネットを確立する
A受益者負担の精神を定着し、保険の導入(共助)を考慮する
Bバリアフリー、ノーマライゼーション、ユニバーサルデザインの社会を構築する
C各世代に適した自己実現のための施策を立案する。
D人権を擁護し、生活の質を向上させ、より良い人間関係づくりを目指す
教育政策
@国際的視野に基づいた市民教育を行う。市民教育は科学を基礎として文化・歴史・倫理などを教える。ただし、価値観や世界観を含むものは伝統的価値観を示しつつ、それらは相対的であり、時代の要請に応じて刷新されて行くべきものと教える
A学校教育は学歴か、学力か、生きる力か、の市民合意を目指す
B学校教育では、何歳で何をどのレベルまで教えるのか、の市民合意を目指す
C学校・家庭・地域での役割分担を明確にする
D多治見市独自の教育基本計画を策定し、いじめ、学級崩壊、不登校をなくす
E高校を義務教育化し、専門学校や大学の役割を明確にする
F以上の事柄を、市や県の教育委員会と文部科学省に求めつつ実現を目指す
行政政策
@利権を排し、しがらみのない理念型の行政を、市民ニーズに応じて実行する
A行政は、市民を納税者・顧客と見立て、市民満足度を高める
Bシビルミニマムの小さな政府を構築し、ボランティアやNPOで市民サービスを補完する
C利害調整型からベンチマークによる目的達成型の行政に変換する
D政策と執行の行政評価は、従来の実績主義を止め、評価が可能な成果主義で行う
E困窮する財政は、まず財政規模・経常収支比率・起債制限比率を類団なみに改善する
F情報公開は、意思決定過程や市民合意形成過程の透明化と説明責任を含める
G市民は自己決定・自己責任を、行政は公平な分配と機会均等の精神を確認する
H市民は傍観型・お任せ型・要求型から協働型の民主主義確立を目指す
Iトップダウンからボトムアップの行政を目指し、地域コミュニティの実現を図る
J市民の憲法となる「まちづくり基本条例(市の説明責任、住民参加、住民投票)」を制定する
多治見市30年後の将来像(2)  多治見らしさの創出構想
 中道育夫 2001年8月18日作成

検討
項目
基本
方針
基本
政策
各種施策と備考
陶磁器産業 工 業 輸入品と競合しない 強化磁器の方向 チッピングを強化 強度基準を設定 外食産業へ販売 (マイクロ波焼成技術応用)
商業(卸) ネット販売と競合しない 流通→企画会社 非日常的空間をパッケージ化(JTB参照) 家と庭の空間創出 外食産業のコンサル
商業(小売) 心と体の癒しを商う 空間と時間を売る 景観の整備 歩行者優先の地区 ギャラリーの誘致 イベントの開催
新産業 学園研究都市 派生産業育成 核融合(マイクロ波) 超高圧(セラミック) 研究者の下宿産業 意匠研と名工大・県のセラ研を活用
IT産業 SOHO産業 ソフト産業 光ファイバーの整備 起業者優遇措置 (ITは大垣市、VRは各務原市と競合)
大学の創設 織部大学創設 シンクタンクの機能 地場産業の活性化 マーケティング 空間と形のデザイン 素材と釉薬の可能性 経営と後継者育成
中心市街地 駅北地区 店と広場 (イベント、演奏、大道芸、ペインティング) 公園・芝生・せせらぎ (若者・家族の憩いの場)
川南地区 回廊を創出 西浦庭園→オリベストリート→上山家住宅→セラミックMINO→県・陶磁器資料館→永保寺・修道院の導線整備
都市計画 中心市街地 土地有効利用 商業地の区画整理 税収増 快適・便利な街 店舗・住居を高層化 高齢者対策
郊 外 緑と自然環境保全 アメニティ 一戸建て 道路交通網の整備
(渋滞の解消)
両者間交通 パークアンドライド 駐車場確保 バスの利便性向上 便数と価格の検討
(公的補助検討)
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